学校で学ぶ

毎日通わなくてもいい学校もあるんです

あなたが何かを学びたいと思った時、「学校で学ぶ」という選択があります。「どんな目的で、何をどのように学ぶか?」から学校選びはスタートするわけですが、学ぶ先または方法としては高校や専修学校、大学、大学院へ入学や、大学の公開講座などの生涯学習、資格取得などが考えられます。

たとえば、さまざまな事情で実際に通学することが難しい場合、「通信制」の高校や大学で学ぶという方法もあります。高校の通信教育では、全日制のように毎日登校する必要はなく、レポート(課題の添削)やスクーリング(面接指導)、試験によって単位を取ります。大学の通信教育でも、自己学習とスクーリングがほとんどで、試験を受けるなどをして単位を取ります。最短で高校は3年、大学は4年で卒業できます。

公開講座の開設も含め、各大学の学生課へ問い合わせてみると入学方法やシステムがわかるでしょう。

なお、2014(平成26)年10月から、教育訓練給付に、専門実践教育訓練給付が付け加わりました。「専門実践教育訓練の教育訓練給付金」は、中長期的なキャリアアップを支援するための制度で、支払った経費の40%(年間上限32万円)が支給されます。更に、受講修了日から1年以内に資格取得し、被保険者として雇用された又は雇用されている等の場合には20%を追加支給されます(合計60%、年間上限48万円)。給付期間は原則2年(資格の取得につながる場合は最大3年)です。

「学びたい」と思った時が、学びどき

生涯学習とは、「充実した人生を送ることを目指して生涯にわたって行う学習」であり、どこでも、いつでも、だれでも学べることを要諦としています。

文部科学省の外郭団体「財団法人生涯学習開発財団」では、生涯学習情報の提供と推進活動を行っています。生涯学習に関する研修や講座などを行っている企業、専門学校、民間団体などが発行する「仕事を創出する資格」に対し、審査の上、認定書を賦与しています。各団体独自の「認定資格」に、第三者機関として確かな信頼を提供し、受講者の方に、一層安心して受講できるようにしています。

また、全国の県や市町村には、「生涯学習課」という部署をもうけているケースが多く、そこでは「学校開放講座」は「県(市)民大学」といった生涯学習に関するテーマの講座やセミナーなどがほぼ定期的に開催されています。内容としては、文学や心理学、環境問題などの講座から、パソコン活用講座、簿記基礎講座、外国語教室といった実用的なもの、陶芸や絵画などの趣味的なもの、水泳やヨガ、ランニングといったスポーツ関係までそのジャンルは幅広くあります。このように意外と身近な場所にも、「学ぶチャンス」はあるかもしれませんね。

☜前の記事

目次へ