資格を活かす

仕事に活かす資格、趣味を活かす資格

ひと口に「資格」といってもいろいろありますが、大きく分けると「国家資格」「公的資格」「民間資格」の3種類です(図表)。弁護士や医者など、その職業に就くためには必ず取得しなければならない資格もありますが、それはほんの一部。特に現在は、TOEICや簿記、ファイナンシャルプランナー、インテリアコーディネータ、医療事務、中小企業診断士など、就職や転職の際にプラスとなる資格は大変人気があります。

しかし、趣味や興味の延長で取得に結びつく資格も多く、自分の可能性を広げるという意味で、挑戦してみると楽しいかもしれません。

例えば「旅行が趣味」なら、「旅行業務取扱管理者」という国家資格を取ることで旅行関係の専門家として活躍できますし、料理が好きで、将来カフェを開きたいというのであれば「調理師」資格を取っておくのもよいでしょう。もちろん、自動車やバイクなどの運転免許も国家資格です。こうした資格も取得することで、独立開業や自分の店を持つ、あるいは就職・転職の際に役立つこともあるかもしれません。

また、仕事には直接結びつかない資格であっても、例えば、コーヒーが好きで「コーヒーインストラクター検定」にチャレンジしてみたり、「温泉巡りが趣味」で「温泉観光士」の講座を受講してみたりなど、自分の趣味をより深めたいと考えて、勉強を始める人も多いようです。公的資格や民間資格には身近で興味深いものがたくさんあります。自分の趣味がどんな資格と関係しているか調べてみるだけでも、意外な発見があるかもしれません。

資格の勉強、どこで、どうやって?

資格を取得するには大学や専門学校などでの専門教育や、一定の審査基準を必要とするものもありますが、資格スクールに通ったり、通信教育を受けたりなど自分で勉強をすることで受験できるものもたくさんあります。特に最近ではさまざまな通信教育講座があり、中にはインターネットを活用したeラーニングを取り入れ、自由な時間や場所で学習できるという便利なものも。また、全国各地の公共職業訓練校でも職業訓練のための各種の講座を開催していますので、利用してみるといいでしょう。

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