2019年度平均の有効求人倍率は1.55倍と10年ぶりに悪化、完全失業率は2.3%と10年連続で改善

2020年4月28日に、2020年3月の有効求人倍率とあわせ、厚生労働省から2019年度の有効求人倍率も公表されました。

2019年度の有効求人倍率は1.55倍と、前年より0.07ポイント低下し、10年ぶりに悪化しました。有効求人は前年度に比べ4.3%減となり、有効求職者は0.1%減となりました。

同日、総務省統計局から、2020年3月分とあわせ、2019年度の完全失業率も公表されました。

2019年度の完全失業率は2.3%と、前年より0.1ポイント低下し、10年連続で改善しています。

なお、有効求人倍率の上昇、完全失業率の低下が始まった2010年度の前年度の2009年度は、2008年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻を契機に、全世界で経済が冷え込み、日本経済も大幅な景気後退となった年です。