田舎暮らしの詩 ~長野県伊那市より VOL.1~ 田植え

近所の水田の様子

はじめまして!

東京からIターンで、長野県伊那市に住み始めて3年。
都会と農村の感覚の違いに驚きながら、楽しく生活しています。
どうぞよろしくお願いします。

5月になると、伊那の田んぼに一斉に水が入ります。
記事タイトル写真は、近所の水田の様子。
街に出る時に、この水田の横を自転車で駆け抜けるのです。
「あー、綺麗だなぁ。移住して良かった」と思える至福の瞬間です。

農家さんたちは機械で植えるので、気が付くといたるところで小さな苗が水田から顏を出し、夜になると一斉にカエルが鳴きはじめます。
広大な田んぼで、販売のためのお米を作る農家さんもあれば、自分たち家族が食べるためのお米だけ作る農家さんもいます。
わたしの周りの移住仲間たちは、自給自足を目指し、家族の健康を支える食を大事にし、無農薬・無化学肥料で、米や野菜を作っています。
そして、お米は機械を使わず、手植えをする人も多いです。

田植えの様子

先日は、権兵衛トンネルを抜け、木曽の山奥に住む友人の田植えを手伝ってきました。
30cm毎に印がついた紐を張り、みんなで並んで、稲を植え、紐をずらしてまた次の列を植え、を繰り返します。
泥の中に素足で入り、足の指で大地を踏みしめる感覚がとても気持ちいいです。
昔、東京にいたころに鴨川で稲作体験をしたときは、バランス崩して体中泥だらけになっていたことを思いだすと、随分足腰がしっかりしたものです。

わたしたちが田植えをしている横では、子どもたちが楽しそうに泥の中を泳いでいました。
泥の中には、おたまじゃくしも蛙もタニシも糸トンボも一緒です。畦には蛇もちらほらいます。
「そこの蛇、毒あるから触らないでねー」と、友人。

のんびりしたものです。

大自然の中では、いろんな生物がいて当たり前。
人間にとって害のあるものをすべて駆逐することは、不可能です。
自分たちが注意して住み分け、共存していくことが大事なのだと思います。

しかし、移住しても普通に生活していれば、毒蛇に出会うことはあまりありませんので、ご安心を!

帰り道

大山千佳

大自然のふところ、伊那谷からお届けしています。

伊那谷

職業

移住前 信託銀行 勤務
移住後 あがっとソロバン&学習塾 主宰

氏名

大山千佳(おおやまちか)

年齢

50歳

略歴

東京都出身。都立日比谷高校、青山学院女子短期大学卒。
信託銀行に26年間勤務し、事務・営業・本部企画に従事。
現在は、中央アルプスと南アルプスに囲まれた伊那谷の大自然の中、
小学生にソロバン、中学生に数学・英語を教える学習塾を主宰。

ターン状況

出身〜38歳 東京都品川区
38歳~47歳 東京都大田区
47歳〜 長野県伊那市

開業資金

1万円(教科書代)

ターンの理由

東京に住み、毎日朝から夜遅くまで仕事しながら、自分の本当の幸せは何か模索していました。
伊那で開催する染め物や味噌づくりのワークショップに通うようになり、風土・季節にそった生き方をしている移住者たちと知り合い、1年かけて移住を決意しました。

今の暮らしで気に入っていること

朝、鳥の鳴き声で目覚めること。
採れたての美味しい野菜を食べられること。